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日展 京都展

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日曜、熱が出たのにかなり無理して、日展を観に行った。
期間中、(土日を中心に) 出展されている先生方の解説が行われる日があるのです。
1/8の午後は『書』の部門で 3名の先生(漢字2名 かな1名)でした。
あまり時間もないので 出来れば解説のある日に出かけたいもんだ。。と思っていて、
どうやらその日を逃すと もう、展覧会自体見られなくなってしまいそうだったから。。。

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一番の目的は 昨年末に亡くなった 『村上三島』先生の最後の作品。
解説をされた 杭迫先生によると。。。。
93歳のお誕生日の2日前に書かれた作品で その後何枚か同じものを書かれたのだけれど
気に入らなくて、この作品を出品する、と決められた。のだそうです。
昨年の正月に 91歳 92歳と書かれた作品を拝見し、
90歳にもなって こんなにしっかりとした字がかけるだなんて すごい!!
そう思って、次に拝見する作品もとても楽しみにしていたのですが。。。
(写真は右が村上先生 左が杭迫先生。絵はがきサイズなので実物の迫力は全くわかりませんね)

もう一人(写真はありませんが、)古谷蒼韻先生も迫力のある漢字2字で出品されてました。
古谷先生も83歳。毎日2時間、横線を引く練習をされるのだそうです。
私のようなしろうとは、ちょこっと練習するだけでも あ~~下手だぁ、いやだぁ、、。
とすぐに投げ出してしまうのに。。。
横線・・・『一』ですよね。これが一番難しいのだそうです。
じっくり時間をかけて 練習されるのですって!もうこれだけ上手な方が。。。
何事も 鍛錬って事なのでしょうね。。。ああ、反省することしかり。。

日展は他にも 日本画、洋画、彫刻、工芸美術。。と、多くの作品が出ていて
毎回見るだけで大変です。今、制作されている第一人者の方々の新作を一度に見る。
毎年忙しい時期なので 行くだけでも大変ですが、見逃せません。