人気ブログランキング | 話題のタグを見る

冷泉家

京都文化博物館で開催中の 【冷泉家 王朝の和歌守展】~6/6

ちょこっと かな習字の手習いをしていた者にとって、
藤原定家の直筆が見られる! ・・って事はすごい大事件なのです。

今では書関係の印刷物も沢山世にでていて、
定家の書いた字は お手本となって印刷されていますから 見たことはあるんです。
でも!!本当のは滅多に拝めない。
鎌倉時代ですよ!! この時代に書いた文字が残っているって、奇跡です。
代々 大切に保管して、やっと・・です。
京都は 何度も大火もあったし、戦争もあったし、
天皇家の保護もあったでしょうが、それでもすごい事だと思います。

かな文字っていうのは 習った事のない人にとっては
「なんじゃコレ?」な 読めない文字でしょうね。
私もはっきり言って 読めません(笑)
でも スラスラと書かれた文字を見ていると 綺麗でうっとりします。
大切にしてあっても かなり虫食いがあったりして 状態が良くないのもありますが、
広い会場の中で これでもか~~!って沢山の本(というか 冊子ですな)が並んでいるのは
壮観ですよ~。

前期後期で作品が、ごそっと入れ替えられると聞いたので、
私は前売り券を2枚購入しました。。
でも そんなにしなくても 同じような作品と入れ替えるので
絵画の作品展みたいに あ~あれ見たかったのに!って悔しい思いはそんなに無いかも?

定家だけではなく、その周辺や冷泉家代々の方の書いた物、天皇の書かれた書などが出展されてました。
・・・そして、私の正直な感想は、「天皇さんだって そんなに字が上手じゃない人も居る」
って事。なんか気分が楽になります。へへへ・・・。。

そうそう、有名な 明月記(定家の日記、巻物になっていて国宝指定)
これは じっくり読んだらなんだか面白そうな作品です。
和紙が貴重な時代でしたから、人からもらった手紙の裏に「今日は何があった」ってメモしてあるのです。
日記だから 気楽に書きなぐり・・なんだけど、味がある書体で面白い。

まだ後期の展示を見ていないから、6月になるまでに見てきます。
明月記も 違う箇所を広げて展示されているだろうから 楽しみです~♪
混んでるか?と思いきや、書の展示は地味なので 等伯みたいな◎◎分待ち!とか言われません。
もしかしたら、関係者の事前内覧会が一番混み合っていたのでは?
と思う。。新聞で写真を見ただけですがね。。