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「ゲド戦記」

ゲド戦記。 中学の時に 1~3巻まで真剣に読んだ。
めちゃ、暗くて、理解出来なくて、読み進むのも時間かかったの。。
あれを アニメ化だなんて、どうゆう風にするんだろう? 暗いよ。。きっと。

見るまではそう思ってました。
確かに暗いんですけどね、「影」が出てきて、怖がって逃げて。。。
でも 風景が、特に「空」が美しいんです。
昔のジブリの作品を見ているように、うっとりと豊かな心持ちにさせてくれる背景なんです。
「千と千尋の神隠し」でも、電車に乗って移動する時の そとの風景がステキだった様に、空の背景が べた~~っと書いただけじゃない。 雲が風に吹かれて流れていく様に、3段構えになってまして。。。あれはどういった手法なのでしょうね??
とても美しい景色でした。

「よくわからない」 一緒に見たフロの第一声はこうでした。
小説を読んでない人には 何がなんだか判らん世界なのかもしれません。
読んでから既に何年もたってしまって すっかり忘れてしまった私には、
「とても判りやすく、素直に作ってあって、ホッとした」 って感想です。

原作「ゲド戦記」って よく判らない世界なんですよ。
影。。。自分と離れてしまって、自分を追いかけてくるもの。
そのまま映像化したのでは ダメだったでしょうね。
3巻の「影との戦い」がメインですが、 導入部分から違う作品になっているみたい。
別に原作を読まなくても この作品だけで完結しているし、巧くまとめてあって、ジブリ作品が好きでずっと見ていますって方は 大丈夫ですよ。楽しめます。
ただ。。小さなお子様には 怖いシーンもあるし、どうなのかな?